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四季の味 えなみ / 奈良県葛城市

 

 日本料理店の新装工事である。テナントは純喫茶として建築され、業態が替わりながらもそのままの意匠で使われてきた。

 今計画は洋風から和風へと、言わば対極へのリノベーションが求められたが、腰壁にはレンガ積み、一部天井には銅板一文字張りと、意匠も凝らされており、これらのプラス要素を活かす設計を心掛けた。既存洋風アーチの天井梁型は和をイメージした形体に変更し、店内の核であるカウンター廻りは刷新した。また、日本料理という繊細さを開口部や間仕切に組子風パネルで表現するとともに、内外において緩やかに仕切るという日本的な要素を具現した。

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